彼が「優しくなくなったら」考えておきたい、たった1つのこと。Love Lights

オトコの取説[16] 作:精神科医 山下悠毅

 

彼から優しくされたいのなら「男の○○○○○心理」を理解しろ!

「最近、めっきり彼が優しくなくて」こんな相談はよく受ける。

付き合う前までは、あんなに優しかったのに
最近はメールもほとんど返してくれない
ひょっとして、もう彼は自分のことを好きではないのかもしれない

こんな時、女性はどうしたらよいのだろう。

 

あなたは男性について「何」を知っていますか?

僕がこれまで出会ってきたいわゆる「恋愛上手」の女性達は、例外なく男性心理についてたけていた。以前、僕は「男の愛とは責任感」といったことを書いたけど、これだって本当の意味で理解できている女性なんて、ほんの一握もいないだろう。

彼があなたに体型のダメ出しをするのも、なかなかプロポーズをしてくれないのも、実は「男の責任感」がその背景には存在している。

だから、たった一言あなたが「私にそんなに責任なんて感じる必要ないからね」と優しく言うだけで、彼の発言や行動を大きく変えることができるのである。まあ、これについてはまた別の機会で話していきたい。

 

今日、話したいこと。それは「男はみんな、コレクター」

男の最も強い願望の一つに「コレクション」というものがある。気に入ったものを収集したい・集めたい。男は誰もが、多かれ少なかれこの願望を持っている。

そして、この願望には少しばかりやっかいな点がある。

それは何かというと「目的が結果ではなく過程にある」ということである。「どうしてもあれが欲しい」と言いながらも、いざそれが手に入るともう次の物に目がいってしまう。これが女性には理解しがたい男のコレクション願望なのである。

「痴漢の目的」とはなにか

僕は仕事で「痴漢が止められない」、そんな患者の治療も行っている。当初、僕はこういった患者のことを僕は全く理解ができなかった。まあ今も完全には理解できていないが……。

だって、考えてもみて欲しい。「触るだけ」?? よけいにムラムラしそうなものである。歌舞伎町のどこを探したって、「服の上から女性のカラダを触るだけの風俗店」なんてないだろう。

でも、よくよく患者の話を聞くと、どうやら痴漢とは「ギャンブル」に近い心理と関係しているようなのである。つまり、彼らは「ひょっとしたら触れるかも」そんな一か八かの行為における過程に興奮を覚えているのである。

そう考えると、痴漢のみの風俗店が存在しないことも理解できる。彼らは性的なことを成し遂げる結果に満足したいのではなく、あくまでも過程に興奮を覚えているのである――まあ、その心理の根底には触られる女性の気持ちを理解できない浅はかさや、傲慢さといったものもあるのだろうが。

話が少しそれたので戻してみたい。

つまり、何が言いたいのかというと「男は過程に燃える生き物」なのである。そして、これは恋愛においても同様である。男が恋愛で最も頑張るのはいつか。女性には嬉しくない事実だが、それは「相手を落とすまでの過程」なのである。

男は、手に入れたら「次」に目がいく。

確かあれは10年ほど前のことだったと思う。

友人との付き合いで高級腕時計のバイヤーと話す機会があった。

そこで僕が「こういった高額な商品は、どのようにして売っていくのですか」と尋ねると、そのバイヤーはあっさり「過去に高級腕時計を買われた方に手紙を送るんです」と答えた。当時の僕にはその意味がよく理解できなかったのだが、今となってはとてもよく分かる。

 

男は「コレクター」の生き物なのである。

「最近、めっきり彼が優しくなくて」。

それは、彼のコレクターとしての本能がそうさせているのである。では、彼と付き合ったあと、あなたはどうすればよいのだろう。少し長くなったので、次回じっくり話していきたい。

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山下悠毅

山下悠毅

山下悠毅【精神科専門医 榎本クリニック院長】 専門:性依存症、ギャンブル依存症、パニック障害、社交不安障害│ 日頃の診療経験をもとに、こちらへ寄稿させて頂きます。 ブログ :[プラセボのレシピ]