男に追われる女のなり方:手に入りそうで入らない「5万円バック」の話

オトコの取説23 作:精神科医 山下悠毅 ※不定期更新

 

「恋され女」の作り方

男は「手に入りそうで、入らないもの」が好き。

今日はこのことについて話してみたい。

実は、こうした心理は女性であるあなたの中にも存在する

 

あなたが予算5万円でバッグを買いに行くシーンを想像して欲しい。

行くお店や、狙うブランドも具合的に想像してみてください。

すると、あなたの気を引く商品は6万円前後の値段が付いているバックである場合が多いのではないだろうか。きっとあなたは「予算オーバーで買えないけど、素敵だな」と思われるだろう。

ところが、もし臨時収入があり予算が7万円になると、今度はどうなるであろうか。驚く事に、あなたはもうその6万円のバックに対してはときめかず、今度は8万円前後の値札がついたバックに惹かれるのである。

コーチのバッグしか買えない時は、コーチのレザーのバッグに憧れていたが、グッチのバッグが買える予算が手に入ると、もういかなるコーチのバッグにもときめかなくなってしまう、と言えばよりイメージしやすいかもしれない。

 

なぜあなたは5万円のバックに惹かれなくなったのか。

予算が5万円の時には、6万円のバックを「素敵だな」と感じていたはずなのに、予算が7万円になった瞬間にそのバッグには興味をなくしたあなたがいる。

そして、予算が5万円の時には、8万円のバックはあなたの視界にすら入らなかったことにも気が付いてほしい。つまり、あなたが一番に欲するバッグは、いつだって「わずかに予算オーバー」している商品なのである。

 

もちろんこれは、バッグに限った話ではない。

指輪や車や家など、対象が高額であればあるほどこの傾向が強い。これは「価値と価格に相関関係がある」と錯覚しやすいからであろう。

「家賃300万円の六本木ヒルズに住みたい」と思ったことがある人はなかなかいないと思うが、もし十分な資金や資産を手にしたなら(例:ダルビッシュ選手と結婚など)あなただって検討を始めるかもしれない。

つまり、人は、「絶対に手中に収められない物」に対しても、「容易に手中に収められる物」にも興味が沸かないのである。

 

あなたは、彼のこうした存在になってはいませんか?

そして、こと恋愛に関しては女性よりも男性にこの傾向が強いのである。では、こうした心理を踏まえてあなたはどう行動してゆけばよいのか。次回は、このことについて解説していきます。

 

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山下悠毅

山下悠毅

山下悠毅【精神科専門医 榎本クリニック院長】 専門:性依存症、ギャンブル依存症、パニック障害、社交不安障害│ 日頃の診療経験をもとに、こちらへ寄稿させて頂きます。 ブログ :[プラセボのレシピ]